なぜ広告(今までのやり方)でモノが売れなくなったのでしょうか?
それは、これまで大半の情報発信の仕方が
このようなタイプだったからです。
「こんな新商品が発売されました!」
「このような新しい機能が加えられました!」
「他社に比べてこの点が優れています!」
「商品名・サービス内容を覚えてもらえればそれで成功!」
しかし、このような情報(スペック)だけでは、
お客様を行動へと駆り立てることはできません。
これはお客様の立場からすれば、「他人ごと」にしか過ぎませんから。
なぜなら、それはこちら側から一方的に伝えたい情報であり、
お客様が求めているかどうかは分かりません。
すでにスペックを求めていた時代は終わったのです。
今はもっと深い情報(購入するための検討材料)を求めているのです。
誰だって普段の生活では消費者であるはずなのに、
広告を作る側に回ると途端にこのことを忘れてしまいがちです。
お客様は、押し付けの情報を求めているのでありません。
求めているのは… 聴きたいのは… 知りたいのは…
もっと違う情報なのです!
人は誰でも、自分(人生や生活)に関係する事柄でないと判断した途端、
それに興味を持つことはなく、すぐに情報を遮断してしまうのです。
スキップしてしまうTVCMやウェブサイト、ウェブ動画、
ポストから速攻でゴミ箱行きのチラシやDM、
あなたもそんな風に広告をスルーした経験は多いのではないかと思います。
そこでSTORY UNLIMITEDは、情報発信の仕方を根本から変えて
“売るために絞った広告づくり”に特化しています!
お客様の心に響くような逸話や体験談、例え話にして語れば、
難しいことをやさしく理解できるように伝えられます。
そんな“ストーリーテリングで語る大切さ”を提唱したいと思います。
誰もが自分のことで精一杯で、
目まぐるしいほどの多忙な日々を過ごしています。
そんな中で、発信側からの一方的な情報は、
最初から優先順位が低いのです。
しかし、その商品でどう生活が変わるかということには興味が湧くもの。
途端にその事柄は、お客様の人生の中で優先順位が上がります。
このように、人は自分に関わることにしか興味はなく、
「自分ごと」として投影できなければ、決して話を聞くことはありません。
では、どうやったら“自分ごと”として投影できるのでしょうか?
人の心に届けるために、最適な方法はストーリー(物語)として語ることです。
これをストーリーテリングといいます。
伝えたい内容を、独自の体験談、逸話、例え話にして心に届ける手法です。
その商品・サービスを購入することによって、
お客様の生活がどう変化するか?
どんな問題が解決し、どんなメリットが得られるのか?
企業がなぜその商品・サービスを事業としているのかという理由や
社会に提供している価値は何か?
これらをお客様が感情移入をし、自己投影できるように
リアリティを持ったストーリーとして描きましょう。
ストーリーテリングによって、企業が持つ独自の“強み”を
お客様にも“自分ごと”として実感してもらえるようになります。
感情移入することによって共感が生まれるのです。
ストーリーは、想いやコンセプトをお客様に強く印象付けます。
自己投影することで、自分で考え、自分で感じるように促してくれます。
ロジックやデータだけでは、人の心はなかなか動かないものです。
それは論理的に他と比較することでしか判断できないからです。
しかし、独自の理念・エピソードから来る優位性は
他と比較しようがない唯一無二の価値として捉えられ、心を動かします。
例えば、東京オリンピック招致を決めた
パラリンピック選手の佐藤真海さんのスピーチが
IOC委員の心を掴んだ良い例となるでしょう。
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「私が今ここにいるのは、スポーツによって救われたからです。
スポーツは私に人生における大切な価値を教えてくれました。
それは、2020年東京大会が世界に広めようと決意しているのと同じ価値です。
陸上のランナーでチアリーダーでもあった私は、
19歳の時いきなり骨肉腫を宣告され、自分の足を失いました。
絶望の淵から救ってくれたのは、大学で始めた陸上競技。
目標を決めてそれを乗り越えることに喜びを感じ、
アテネ、北京の両パラリンピックに出場しました。
しかし、ロンドンをめざしていた私に再びショックな出来事が襲います。
2011年3月11日の東日本大震災。
故郷の町が津波に飲み込まれてしまいました。
家族の無事が確認できたのは6日後のことでした。
私はいろいろな学校からのメッセージを集め、
食料とともに故郷に帰りました。
そこで目の当たりにしたのは私と同じように、
被災地で支援活動を続けるアスリートたちの姿でした。
200人を超えるアスリートたちが、
日本や世界から、被災地に約1000回も足を運びました。
私は「スポーツの力」を再発見しました。
それは、新たな夢と笑顔を育む力であり、
希望をもたらす力であり、
人々を結びつける力だったのです」
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いかがでしょうか?
ストーリーによって「東京でオリンピックを開催する意義」を
IOC委員の心の中に構築した事例です。
このように独自のストーリーは他と決して比較できない差別化と
圧倒的な強みを作ることができます。
ストーリーテリングによって“強み”を
顧客、社員、取引先などのステークホルダーに強く印象付けて、
心の中に構築された“価値”は、
その企業ごとにたった一つしかない大切な永久資産となるのです。
ストーリーを語れば、説得をはるかに超えた納得が生まれます。
そうやって双方に信頼・信用ができていくのです。
あらゆるシーン・関係性で、想いを語ることって何よりも重要なこと。
そして核心を話せば話すほど、語る時間もかかるものです。
もちろん面と向かってのストーリーテリングも大切です。
しかし、お忙しい経営者の方ほど、一人ひとりに対して
そんなに時間はかけられないのが現実だと思います。
だから、向き合って想いを語ることを
後回しにして来たのではないのでしょうか?
でも・・・語らなければ何も変わらないのです。
そこで、一度文章化してZINE(小冊子)やウェブコンテンツという形に残せば、
毎回、同じことを語る時間を節約できるのです。
この時間を経営者であるあなたの時給で換算したら
どれだけ莫大な金額の節約になることでしょう?
ご存知のとおり、時間短縮(タイムマネジメント)は極めて重要なのです。
ストーリーを語らなかっただけで、
これらが改善しないままビジネスを続けることを考えてみてください。
金額的にも、時間的にもどれだけの機会損失になるでしょうか?
真実は意外とシンプルです。
胸の内に秘めた想いをただ語るだけでいいんです。
あなたはなぜこの仕事でなくてはいけなかったのか?
あなたがどれだけ熱を込めてこのビジネスに取り組んでいるのか?
あなたは何を愛し、世の中に何を提供しようとしているのか?
あなたがこれらを語り始めた時、
仲間や応援してくれる方たちが集まってくることでしょう。
ストーリーを語らないからこそ、価格や機能などの
スペックで勝負しなければならなくなるんです。
経済活動が成熟化すればする程、
商品スペックだけでは比較・差別化が困難になります。
スペックは他社にすぐ真似され、
他社がもっと安くて良いものを改善・開発します。
すぐに追いつかれて、結果的に価格競争に陥るのです。
だからモノを売るのではなく、ストーリーを売るのです。
経営者が持つ事業への想い。
これが誰にも真似されない、誰にも追いつかれない
究極の差別化なのです!
創業時の熱い想いを語りましょう!
ビジョンを情熱的に語りましょう!
私が戦略的なライティングでお手伝いします。
ますますコンテンツが重要な時代になる中で、
最強のコンテンツがストーリーだったのです。
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